自分の「好き」を仕事にするための3つの方法~就職活動編~

 

「好きなことを仕事にする時代」

これは僕が20代、新入社員として働いていた頃、
本屋でひきつけられた本の帯に書かれていた言葉でした。

良いなぁ、と思ったと同時に、僕を襲った不安は
「自分は何が好きなんだろう?ということでした。

そんな僕でしたが、今は自分の「好き」を見つけて、それを仕事にしていくところです。
どうやっていったのか、というのは、皆さんのヒントになるかもしれない、と思って文章にしてみます。

 

【目次】
・なぜ、自分の「好き」なものが分からなくなったのか
・奇跡は準備をした人に
・「好き」を見つけるためにできる3つのこと
・さらにオススメ!「4つ目のこと」

 


<「半農半X」「好きなことを仕事にする時代」という帯に感動!>

 

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なぜ、自分の「好き」なものが分からなくなったのか
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僕個人の話をさせていただきますと、
僕は小さな頃、がっつりなガリ勉で、人と話すより本を読むことを好んでいました。

かつ、嫌われていないかを常に不安を感じてて、
「好かれたい」というより「嫌われないように」が一番大切な価値観。

相手が、この空間で、今、望まれていることを察知し、
余計なことをしない、波風を立てないように気をつけるようにしました。

また、勉強では「何が苦手か」を常に意識し、
得意なことを伸ばすのではなく、平均点を上げるために、
苦手なことに力を入れていました。

 

つまり、
「自分がやりたいこと」ではなく、「世間(空間)が望んでいること」
「自分が得意なこと」ではなく、「苦手なものを補うこと」

熱意と時間を注いでいたわけです。

その結果、僕は自分の「好き」「得意」が分からなくなっていきました。

大学選び、就職活動も、「自分のやりたいこと」がどうもピンと来ていないままでした。

自分の書いた卒業文集の中にある「国際協力」をキーワードにしつつも、
「自分がそれを仕事にできる」なんて想像できませんでした。

 


<「国際協力師になるために」これを買って、勉強しました>

 

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奇跡は準備をした人に
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変化が起こったのは、青年海外協力隊(JICAボランティア)という制度を使って、
中東の国シリアで生活をした2年間でした。

「安定」をいつも求めていた僕の、大きな挑戦です。

「国際協力は仕事にできるのか?」と自分を試すつもりで、
勤めていた仕事を辞めて、協力隊の受験に挑みました。
落ちたら、ニートかフリーターです。

 

ただ、無謀な挑戦ではなく、
実際に国際協力を仕事にしている人や青年海外協力隊を経験している人たちに話を聞いたり、
自分なりに国内でボランティアに参加したり、勉強会に参加したり、と準備をしてきました。

語学もそのつもりで磨いてきました。

 

結果、無事に合格し、現地にしっかりと馴染みながら毎日を過ごしました。

アラビア語という未知の言語には、毎日メモを片手に現地の人に話しかけて、
分からない単語はメモし、寝る前に復習し、移動中は単語帳を常に持ち歩きました。
そして、現地人から「日本人の中でアラビア語が一番うまいな」と言われるほどになりました。

 

2010年3月に帰国し、その1年後の2011年3月、シリアで戦争が起こりました。

まさかこれほどの長期化するとは思わず、何も動かなかったのですが、
終わらない戦争に、「何かしたい」という衝動から、現地で話を聞こうと、
シリア周辺国やヨーロッパを訪れて、シリア人、支援団体の人から話を聞きに行きました。
(その際、拠点である大阪を8ヶ月離れたので、やっていた活動もストップしました)

その後、Piece of Syriaという団体を立ち上げて、活動を始めます。
その最中、「ドバイで働かないか?」「トルコで働かないか?」との声をかけられて、
海外駐在と、Piece of Syriaの業務を兼務させていただいてます。

(Piece of Syriaは集まったご寄付を現地プロジェクトに回すため、人件費が出ていないため)

 

プライベートでは、大阪駅近くにシェアハウスを仲間たちと運営し、
勝手知ったるシェアメイトと結婚し、とても幸せな時間を過ごしています。

「退路を断ち、どうなるか分からないことへの挑戦」にも見えます。
しかし、「奇跡的」にも見える成果も、前もっての準備があってのことです。

「奇跡は準備した人に起こるもの」だと僕は思います。

準備さえしておけば、「一歩を踏み出す勇気」は必要なくなります。

もともと安定志向なので、「無理して前に出る」ってしんどいので、
より自然な形で踏み出す一歩になるように、というのが「準備」です。

 

<「開発フィールドワーカー」現地に持って行って何度も読み直しました>

 
 

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「好き」を仕事にするためにできる3つのこと
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僕だけでなく、多くの人が自分の「好き」を見失っている気がします。
それを「取り戻す」のは、とても大切なことなように思います。

なので、取り戻すための「ヒント」になるかもしれないアクションをお伝えします。

 

① 無理しない範囲で「やってみたかったこと」をやってみる

僕の場合、仕事終わりや休日に、国際協力の勉強会やボランティアに参加しました。
いきなり仕事を辞めなくても、今できる範囲で「足を伸ばしてみる」。

ちょっと関わってみて「やっぱり違うなぁ」って思うかもしれません。
実際に「やりたいこと」を仕事にしている人とも出逢えて話を聞けます。

全てを捨て、人生を投げ打ってから「違うなぁ」って恐ろしいですが、
これくらいなら、疲れた体にちょっと鞭打ってみてもいいかな、と思います。

ちなみに、僕の社会人1年目のGWとそのあとの土日は、
夜行バスで東京に行って、国際協力のプロの人たちの勉強会に参加していました。

「自分の知っていること」の中から、好きなことを見つけるのが難しいこともあります。

特に若いうちは、海外に行くことを含めて、「やったことのないことをやってみる」という経験を
どれだけたくさんやるか、が大切だと思います。

 

「ジョハリの窓」というのがありますが、「自分の知っている自分」とは限られてます。

「自分の知らない自分」と出会うことで、たくさんの変化と気付きが得られますので、
「未知」へのガンガン向かってみるのはオススメです!(しかも無理しなくたって平気)

僕も「英語で働く」「アラビア語で働く」「中東で働く」「国際協力を仕事にする」なんて
未来を現実にできるなんて思ってなかったです。

 
 

  相手の期待に応えることをやめてみる

 

僕の場合「いつも笑顔だね!ポジティブだね!」とよく言われていました。

それに応えなければ・・・と、疲れた時でも、声をかけられると、シャキッとして、
「やほー!」とフレンドリーモードに切り替えて、楽しく話して、
で、家に帰ってから、ドッと疲れる・・・・。

ストレス発散に身近な人に迷惑をかけたこともあります。

 

相手の理想像になることを目指して、それで好かれたり愛されたりしても、
それは「あなた自身」ではなく、「演じた自分」が好かれているに過ぎません。

それが「ダメ」ってことではありませんし、それによって得られるものも勿論ありますが、
「そのままの自分」を出すことができなくなりますし、

何より、「他人からの評価」を基準に人生を歩むと、自分で自分の人生をコントロールできなくなっていきます。

あと、面白いことに、自分らしく生きていると、驚くほど褒められます。
結果的にいろんな良縁が巡ってもきます。

(「自分の欲望のままにして、他人に迷惑をかけて良い」とは全く違う意味なのでご注意を!)

 

 

③ やりたかったことを口にする(なんなら肩書きにする)

 

新聞の記事に載せていただいたことがあるのですが、
その時、「シリアをよく知る男性、講演」と書かれました。

間違ってはないのですが「男性」という表現ってどうなんだろう?と・・・。

 

それをキッカケに、1人でやってる活動なのに、
「シリア支援団体 Piece of Syria代表」と勝手に肩書きを作りました。

そしたら、「大丈夫?手伝おうか?」と声をかけてもらったり、
「あ、Piece of Syriaの!」と言っていただいたり、
仲間、仕事や取材など、様々なご縁が繋がっています。

 

ちょうど、Twitterでそれを表した投稿がありました。

 


 
是非、試してみてください!
(その前に、小さくとも、何かの成果を残すと効果的です!)
 
 

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「好き」を仕事にするための4つ目のこと
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①無理しない範囲で「やってみたかったこと」をやってみる
②相手の期待に応えることをやめてみる
③やりたかったことを口にする(なんなら肩書きにする)

と、お伝えしましたが、幻の4つ目!

それは、こちらのイベントにご参加いただくこと!!!!

 

 

「出逢い」に勝る刺激はありません!

僕だけではなく、まさに「好きを仕事にする挑戦」の真っ最中、
人生をぐわーーーっと変えている鬼丸くんの話は、めちゃくちゃ刺激的だと思います!!!

日曜日と月曜日の2回ありますので、是非ぜひ、足をお運びくださいませ!!!

 

 

 

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