妖怪が見えなくなった僕たちが、夢を叶えるためにできる一歩について話してみる

 




  

想像力って良いなぁって思います。

人の想像力ってすごくって、梅干しの写真を見てるだけで、味を想像しちゃってヨダレが出ますよね。

 

 

実際に食べてなくても、食べた気分になれるんですよ!!すごすぎる!

 

 

人間に与えられた想像力はすごい力を持っていて、
夢を持つことが「良いこと」とされるのも、
きっとそういう力があるからなんじゃないかなって思ってます。

 

 

人間に与えられた想像力。
空を自由に飛びたいな、って思っていたら、今や空中ドローンのタクシーが試運転されてる時代。

  

  

まだまだ僕は使い切れてないなぁ、なんて思いますが、
今日はそんな想像力の話。

 

 

 

イスラム教には「ラマダン月」があります。
断食することで有名な、イスラム暦の9月のことです。

 

「1ヶ月の間ずっと断食をする」聞くと、ちょっと想像を絶しますが、
水もご飯も食べないのは日が出ている間だけ。
日が昇る前の早朝にドカ食いをして、日が沈んだら水をゆっくりと流し込んで、神様に感謝をしてご飯を口にします。

 

こうした断食をする理由は、色々とあるそうなのですが、
僕のムスリムの友人からよく聞く話の一つはこういうものです。

 

「世界中の、貧しい人も、お金持ちも、皆が等しく空腹を感じることができるんだ。
 そして、飢えの大変さを感じるとともに、水や食べ物のありがたさもわかる。
 
 何より、日が暮れるとともに、一斉に食べるご飯が格別だ。
 普段、貧しくてご飯が食べられない人たちにも、ご飯をふるまって、皆がHappyなんだ」

 

僕も一緒になって断食をしましたが、思ったよりはつらくなく、楽しい!

 

(ちゃんと早朝に起きて、朝ご飯を食べられれば!
 それを食べ損ねると、ご飯はともかく水分不足でえらいことになります)

 

皆が同じ気持ちになれる、というのも、Fesのような高揚感があって良いじゃないですか。僕はFesには行かないですけど。

   

ちょっと前に日本の友人とラマダンの話になって、
「断食しないと、ご飯や水のありがたさが分からないなんて、想像力が足りてないんじゃない?」
と。

 

その人は、イスラム圏に住んだことがある人で、半ば冗談なのですが、
この話を聞いて、ふと思い出したのが、日本の運動会についての新聞の投稿でした。

 

「先生は組み体操を行う理由を、感謝を学ぶためだといいます。ならば問います。感謝って普段から学べませんか?」(朝日新聞9/20)

 

 

他の文化圏のことをとやかく言っている場合ではなく、
自分たちの住む日本もまた、想像力が欠けているのかもしれませんね、とその友人と話をしていました。

 

私たちに与えられた想像力ですが、まだまだ使えていないようです。

 

 

いや、ひょっとしたら、昔よりも想像力が欠けていっているのかもしれません。
簡単にネット検索ができるようになって、想像力を働かせることなく、情報が手に入るようになりましたし、
夜の暗闇の中に妖怪を想像していたのに、今や街の光が暗闇をなくしてしまいました。
星空のまばらな星をつなぎ合わせても、女神やライオンを新しく描けていません。

  

そんな現代にふさわしく、想像力が足りていない僕なので、実際に行ってみたくなります。
足りない想像力を、行動力で補えられたらなぁって思っています。

 

想像するって、難しいです。

きっと、行動する方が簡単です。

 

そう思って行動してみたら、
「怖い」って思ってたイスラムの文化が、なんとも愛おしくなったり、
シリアっていう未知だった国の人たちが、こんなに心が豊かで人間力があるって分かったり、
できないって思ってた子どもの頃の僕の夢を、今、叶えている途中になったりしています。

 

ちなみに僕の小学生の頃の夢は、
「難民達のために働きたい」
「世界を幸せにするために働きたい」でした。

 

 

そのひとかけらが、今、僕がしているシリア支援の活動です。
(正確には難民ではなく、国内にいる人たちですが)。

 

数は小さいかもしれませんが、確実に一人ひとりの子ども達へ、希望を、チャンスを届けています。

 

みなさんと一緒に、想像力を働かせながら、一生懸命活動をして、
今は大変な状況になってしまっている、子ども達が笑顔で喜んでほしいなって思います。

 

何か、協力できることってある?って思ったら、是非、こちらのページを覗いてみて下さい。
できたら、友達にシェアしてくれたり、支援してくれたらとっても嬉しいです。

 

支援のない地域に住むシリアの子ども達に温かな教育の機会を届けたい!

 

想像するのは難しいかもしれませんが、
そうやってちょっと「関わる」って行動をしてもらえたら、
きっと子ども達の笑顔だったり、シリアだったりが身近になったりします。

 

そして、その行動が楽しいものになるように、僕たちは一生懸命考えますし、
是非いつか、一緒になって考えてもらえたら嬉しいなぁって思います。

 

想像力を補うのは、ちょっとした行動だと思います。

 

そんなちょっとした行動の先に、
自分がやりたかったことができるようになったり、なりたかった自分になったり、
そんな未来が待ってたりするんじゃないかなって、僕は思っています。

 

●想像して創造する

将来の夢を思い描き、紙に書き、それを思い続けることで、実現させていった女性の本。
大阪のおばちゃん的語りで、面白く読みやすいです。
僕も、将来やりたいこと、なりたい自分のことは字に書き起こして、部屋に貼っています。

 

●モモ

ネバーエンディングストーリーの作者が描く、時間どろぼうの寓話。
エンデはお金、特に利子がもたらす危険性に警鐘を鳴らしています。
この本の中にも、子ども達の遊びが「頭の中にある想像力」から「資金力」へと変遷していくことで、同じレベルのおもちゃを持つ人とだけ遊ぶようになる「選別」が出てきます。

 

 




 

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